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入れ歯と言ってもいろいろ種類があり、各々に関して説明します。まずバネが付いてる義歯と付いてない義歯、バネの種類では保険の金属を使う場合と、コバルトクロムやチタンなど保険外の金属を使う場合又欠損歯数の多い場合と少ない場合などいろいろ条件によって違いますが、一般にバネのついている義歯では、バネの金属疲労により意外と早くバネが破損するケースがあります、作ってから3年ぐらいがメドと思われますが、もっと持つケースもありますが3年で作り替えるのが安全です。保険外のコバルトやチタンの場合はバネの形もいろいろあり又結構丈夫なので10年ぐらいは大丈夫と思われます、全くバネの無い総義歯などは床といってピンク色のレジンの破折や骨の吸収によるガタつき、レジンの劣化による細菌の付着などが考えられますが、歯を抜いてすぐ作った場合は2年、一般的には5年から7年ぐらいで再製作したほうがいいでしょう、又白い人工の歯は硬質レジン歯といってすり減りにくいものですがやはりすり減りますので修理か再製作になります。金属床の総義歯の場合壊れることはありませんが、人工歯すり減りなどがありますので、10年ぐらいで再製作したほうがいいです。バネの使わないバルプラスト義歯は壊れないのでいつ迄も使えますが、ピンク色の部分に汚れがつきやすく、10年で再製作したほうがいいでしょう。
A 有ります、即時義歯と言って歯を抜く前に型を採って抜いた後を想定して義歯をつくっておきます、そして抜歯当日は出血するため義歯入れられませんが翌日消毒のときに義歯を装着します。しかし歯を抜く前に型を採らなければならないので、あまりグラグラになって、型を採るとき一緒に抜けてしまいそうな場合は無理です。
A 入れ歯が壊れるケースとして入れ歯の床いわゆるピンク色の部分が破折するケースと、入れ歯を保持させる金属のバネが疲労して破損するケースが考えられますが、バルプラスト義歯はピンク色の部分はナイロン繊維でできていて柔らかく破損はしません、バネの部分もナイロン繊維なので破損はしません、当医院では200症例以上行っていますが破損は一例もありません。
A 入れ歯の修理は朝持って来ていただければ当日の午後までにできますが、バネが壊れたり複雑な壊れ方をしている場合はもう少し時間をいただく場合があります、入れ歯がないと食事にも差し支えますので長期間預かることはありません。
A 入れ歯を作るためには、1-大まかな型取り(個人トレーを作るため) 2-個人トレーでの精密な型取り 3-バイト(噛み合わせを決める) 4-試摘
(歯のならび具合を実際口の中で合わせる) 5-完成セット 6-義歯調整 と6回かかりますが3のバイトは少数歯欠損の場合は精密な型取りと一緒にできますので1回減ります。何れにしても精密な型取りとバイトをしっかり確実に行わなければいい入れ歯はできません。