Q1
差し歯が取れたり被せていたものが取れるのは原因があります、食事中に取れたり、起きた状態で取れる場合は取れたことに気付き口の外に出すか、最悪の場合でも飲み込んであとは消化器系を通過して排泄されることになりますが、横になっていたり寝ていた状態で取れた場合、気管にはいり、最悪窒息死するケースも考えられます、その場合遺族はどう考えるでしょう、ちゃんと検査してもし早々に取れる可能性のある場合はそんな危険なものを付けないでくれればよかったと思い、歯科医師側の過失の責任を追及すると思います、お互いの不幸な結果を招かないためにもちゃんと検査して再度合着していいものか調べなければなりません、当歯科医院においては、患者さんのどのような事情があろうと診査せずに患者さんの言われるがままに再合着することはありません、この点ご理解いただきたいと思います。
Q2 レントゲンは放射線であまり多量に浴びせるとガンなどを誘発するので、当医院としてもあまり使いたくはありません、但し総入れ歯の患者さん以外はレントゲンなしでの治療は難しいです。
第一の理由として、我々保険医療機関は患者さんがどのような状態で来院して、どのような治療を行ったかということを保険者(支払側)に説明しなければなりません、その根拠となるのがレントゲンです、原則として妊婦以外の患者さんは治療前後のレントゲンが必要です、また難しい抜歯や神経の治療の場合同じ部位を何回も取る必要があります、但し歯科の場合は照射範囲が狭いので医科に比べるとはるかに少ない線量で済みます、しかもデジタルの場合はアナログの1/10位ですから、昔のレントゲンに比べればかなり少なくなっています。お勧めの方法としては初診でかかった時にパノラマという全体を撮れるレントゲンで診査を行い、異常がなければ歯石除去の定期的な検診でそのまま経過観察をして異常ある時か、5年に一度ぐらいのパノラマで診査するのがいい方法と思います。